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南国の空と海

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    南国の空と海です (フリーサイトからの転載;http://www.kabelink.com/)。

東北の秋

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    東北の秋を下記のサイトから借用 http://www.tamagawa.ac.jp/sisetu/kyouken/WebLibrary/touhoku/index.html

福井の冬

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    福井市のHPより転載しました。 表紙は養浩館です。

福井の春

  • Photo
    福井の桜です。 表紙は丸岡城の夜桜です。

2012年1月15日 (日)

Post-mortem imaging as an alternative to autopsy

成人の死因解析のための剖検に代わるPost-mortem imaging(いわゆるAI)の有用性に関するLancetの文献です。この文献ではMRIよりCTの法が有用とされています。福井医科大学でもAIはスタートしていますが、まだ小児例を中心とした実験段階のようです。Lancet 2012;379:136–42.

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2012年1月12日 (木)

Subclasses of Class IV Lupus Nephritis

ループス腎炎のクラスⅣのサブグループであるⅣ-GとⅣ-Sでの腎予後に関するメタアナリーシスです。2004年に金沢医科大学の横山教授がⅣ-Sの方が腎予後が悪いと発表されましたが、その後反対の文献も出て結論が出ていませんでした、このメタアナリーシスでは、両群で腎予後には差がないというものです。これが本当であれば、病理的にⅣ-GとⅣ-Sを区別する意味はなくなってしまいますが … J Am Soc Nephrol. 2012;23:149-54.

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Pyridorin in Type 2 Diabetic Nephropathy.

AGE形成阻害薬であるPyridorinの効果を2型糖尿病患者で検討した文献です。著者らは、約1年の観察期間でPyridorinは、2型糖尿病患者の腎症の進行を抑制することが出来なかったと結論しています。しかしJASNの同じ号のEditorial(
J Am Soc Nephrol. 2012;23:6-8.)では、この研究では、Crがより低値群でやや腎症の進行を抑制している傾向が認められるという好意的な評価です。現在糖尿病性腎症でのACEI/ARBの効果の限界が分かって来ており、post-RAS阻害薬の方向へ進みそうです。ひとつは抗酸化・抗炎症剤であるbardoxolone methylであり、他に抗線維化剤であるpirfenidoneで、3番手としてPyridorinのようなAGE形成阻害薬の登場となるのでしょうか?
J Am Soc Nephrol. 2012;23:131-136.

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Clostridium difficile Treatments

Clostridium difficileに対する治療のレビューです。Metronidazole, Vancomycin, Fidaxomicinの三者で初期治療効果に差はないようですが、FidaxomicinはVancomycinと比べて再発率が少ないとのことです。昨年当院の血液透析患者で再発性のClostridium difficileによる粘血便で難渋しました。Ann Intern Med. 2011;155:839-47.

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2012年1月 8日 (日)

IgG4-RD criteria

金沢医科大学梅原教授を中心とした研究班のIgG4関連疾患の包括的診断基準です。1.臓器の腫張などの症状、2.血清IgG4高値、3組織でのIgG4陽性形質細胞の浸潤が主体の基準で、組織が得にくい臓器では、個別の診断基準に従うというものです。Mod Rheumatol. 2012 Jan 5. [Epub ahead of print]

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Rivaroxaban & ACS

新規の経口Xa阻害薬であるRivaroxabanのACS後の二次イベント予防の効果と副作用をみた文献です。かなり良い成績ですが、対象が比較的若い人が多く、腎機能も悪い人が少ないとか、虚血性の脳血管障害の既往のある人は除外されているなども問題があるそうです。新規の経口Xa阻害薬でも、薬剤による効果・副作用に差があるようで、またその投与量をどうするかも問題のようです。本邦でもリクシアナ錠(一般名:エドキサバントシル酸塩水和物、第一三共)が発売されていますが、整形外科的疾患の術後に適応が限られており、腎不全では禁忌となっています。その他の経口Xa阻害薬の発売も予定されているようです。この文献はFreeの文献です。 N Engl J Med. 2012;366:9-19.

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Angiotensin II-dependent persistent podocyte loss

Angiotensin IIによるPodocyte lossが、原疾患が何であれ、糸球体の分節的硬化から全節性硬化へ進行させる因子となるという文献です。ARBの投与はPodocyte lossを抑制するという良い面があるようです。またPodocyte lossのマーカーとして、尿中podocin mRNAや尿中podocin/nephrin mRNA ratioが有用な可能性を示しています。Kidney Int. 2012;81:40-55. 後半のシェーマはこの文献に対するコメント文献(Kidney Int. 2012;81:9-11.)からのものです。

【シェーマ1】

Podocyte_loss1

【シェーマ2】

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Rituximab & AAV

AAV(ウェジナー肉芽腫症と顕微鏡的血管炎)の維持療法としてのRituximabの効果をみたフランスからの文献です。RituximabはAAVに対して効果があったという症例報告は、ありますが、まとまった文献は少ないようです。この文献では、AAVの再発抑制にRituximabはある程度の効果があるが、全例が抑制できるわけではないという結論でした。また副作用としては、感染症の問題があり、1例はH1N1インフルエンザで死亡しています。またこの死亡例では免疫グロブリンの低下はなかったとのことですが、多くの症例では免疫グロブリンの低下を認めており注意が必要です。また外国では顕微鏡的血管炎よりウェジナー肉芽腫(Granulomatosis with Polyangiitis)の方が多いことが分かります。J Rheumatol. 2012;39:125-130.

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2011年12月24日 (土)

FSGS

D'AgatiらがNEJMに出したFSGSの総説です。病因論に関しては以前紹介しました文献のsoluble urokinase receptorに関する記載もあります。アブストラクトがないのでイントロをPDFファイルで提供。N Engl J Med. 2011;365:2398-411.

「FSGS2011.pdf」をダウンロード

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2011年12月23日 (金)

Clinicopathological findings of IgG4-related kidney disease.

新潟大学から神戸大学に移られた西先生のIgG4関連腎疾患の臨床・病理学的所見の総説です。復習的意味で貴重だと思います。Clin Exp Nephrol. 2011;15:810-9.

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2011年12月19日 (月)

IL-2 in HCV-induced vasculitis

HCVによる血管炎に対する低容量のIL-2の効果をみたフェーズ1-2aの試験の結果です。低容量のIL-2は、大きな副作用なく、クyリオグロブリンの減少や、HCVによる血管炎の改善を来すことが示されました。またこれには、制御T細胞の活性化が、関与していることが示されました。この治療法は、他の膠原病の新しい治療法を示唆するものかもしれません。高容量のIL-2投与ではおそらくEffector T細胞が活性化され、逆の現象を来すのかもしれません。N Engl J Med. 2011;365:2067-77.

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2011年12月17日 (土)

Niacin & AIM-HIGH Trials.

スタチンによる脂質低下療法に「残された危険因子」が問題となっている。その答えを探るために、「R3i(Residual Risk Reduction Initiative)」という世界的な取り組みが2008年にスタートした(http://www.dm-net.co.jp/calendar/2009/007979.php)。その流れに沿ったR3iとしてのNiacinの効果をみた二重盲検試験です。対象は強力なスタチンを使用してLDLコレステロールを下げ、なおかつHDLコレステロールが中央値で35mg/dlという低値を示す症例です。1,718人のNaicin群と1,696人の対照群を比較して1次エンドポイントである冠疾患による死亡、非致死的心筋梗塞、虚血性脳梗塞、ACSによる入院または有症状の肝疾患や脳疾患に対する結構再建の頻度を調べたものです。結果はNiacin群ではHDLが上昇し、TGやLDLが低下したにもかかわらず、対照群と比較して1次エンドポイントに差がなかったという内容です(観察期間は36か月)。結局NiacinではHDLを上げても、その程度が10mg/dl程度で不十分であったということでしょうか?Freeの文献です。N Engl J Med. 2011;365:2255-67.

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2011年12月12日 (月)

Warfarin in Af Patients with CKD Stage3-4

ステージ3-4のCKD患者で心房細動を有する患者に対するワーファリンの効果に関する文献です。ステージ3-4のCKD患者の患者では心房細動の有病率が高く、脳塞栓症の発生率も高いことはすでに分かっており、このような患者群に対しPT-INRを2~3に調節してワーファリンを投与した群は、固定のワーファリン量+アスピリン325mg/日投与群に比し、脳塞栓症をより予防し、出血性の副作用も少なかったという内容です。我が国のガイドラインではCKD Stage5Dでは原則ワーファリンは禁忌となっており、PT-INRを2.0未満でコントロールする事となっていますが、その根拠となっている文献はあるのでしょうか???当院ではかなりの患者さんにワーファリンを投与しPT-INR 1.5-2.5で管理(毎週PT-INR測定)していますが、過去に1例のみ脳出血例があっただけです(その症例も脳出血では死亡しませんでした)。Clin J Am Soc Nephrol. 2011;6:2599-604.

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2011年12月 1日 (木)

Urinary FSP1

本日福井市で「福井腎疾患を考える会」がありました。基礎的な演題で少し難解でしたが、福井医科大の腎臓病態内科学の岩野正之教授の講演は非常に興味深く拝聴しました。その際に教えていただいた文献です。来年の1月に正式にJASNに載るそうです。この文献の尿中FSP1は岩野教授に依頼すれば測定していただけるようです。一部著作権の侵害はご容赦下さい。J Am Soc Nephrol. 2011 Nov 17. [Epub ahead of print]

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2011年11月29日 (火)

Ocrelizumab & multiple sclerosis

再発と寛解を繰り返している多発性硬化症に対する抗CD20モノクロナール抗体(Ocrelizumab)の効果を調べたフェーズⅡの文献です。インターフェロン-1aと比較してもかなり良い成績です。RAと異なり副作用は少なかったという内容でSLEへのリツキサン投与で問題となったJCウイルスによるprogressive multifocal leuko encephalopathy(PML)は認められなかったとのことです。本邦ではPMLよりde nevoのB型肝炎の方がより重要な課題かもしれません。Lancet. 2011;378:1779-87.

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2011年11月24日 (木)

Ofatumumab

完全ヒト型抗CD-20モノクロナール抗体であるOfatumumabのRAに対する効果と副作用を調べた二重盲検PhaseⅢの試験の結果です。かなり良好な結果で副作用もリツキサンと比較して少なく、Ofatumumabに対する抗体も認められなかったとのことです。我が国ではリツキサンがRAに認可される可能性は極めて少なく、今後Ofatumumabが期待できると良いのですが…Freeの文献です。Ann Rheum Dis. 2011 Dec;70(12):2119-25.

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2011年11月21日 (月)

Minimal change disease: a CD80 podocytopathy?

比較的Minor?な雑誌Semin Nephrol. に2011年No4で糸球体腎炎に関する興味深い8つの文献が掲載されています。ひとつずつ紹介していきたいと思います。最初はMinimal change disease: a CD80 podocytopathy?です。この文献から微小変化型ネフローゼ症候群に対する今後の治療のヒントがあるかもしれません。Semin Nephrol. 2011 Jul;31(4):320-5.
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2011年11月20日 (日)

CETP inhibitor Evacetrapib

以前紹介しましたAnacetrapibに次ぐ、CETP inhibitorのEvacetrapibのRCTの結果です。観察期間が12週間と短いのが気になりますが、大きな副作用無く、HDLコレスレロールは著明に上昇し、LDLコレステロールは少し下がるという良好な結果でした。今後は長期の安全性と臨床的効果が期待されます。JAMA. 2011;306:2099-109.

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IgG4- related and IgG4-negative TIN

IgG4関連の尿細管間質性腎炎とIgG4非関連の尿細管間質性腎炎を比較した、韓国からの文献です。前者ではe-GFRが低値で蛋白尿が多く、ステロイドの反応性が良好というデータです。Clin Nephrol 2011;76:440-446.

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2011年11月17日 (木)

PPAR-α & renal fibrosis

腎障害のfinal common pathwayである腎間質線維化抑制に対するPPAR-αアゴニストである新規薬剤BAY PP1の効果をUUO(unilateral ureteral obstruction) ratモデルで検討した文献です。腎間質線維化抑制が可能であれば、糖尿病性腎症を含め多くの進行性腎疾患に有効と思われ、その他の線維化抑制薬を含め早く臨床応用されるように期待します。Kidney Int. 2011;80:1182-97.

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Mycophenolate versus Azathioprine for Lupus Nephritis

初期治療後のループス腎炎の維持療法としてのMycophenolateとAzathioprine効果を比較した二重盲検試験の結果です。効果と副作用いずれもMycophenolateが勝るという結果でした。我が国でのSLEへのMycophenolateの適応拡大が頓座したのは残念です。N Engl J Med 2011;365:1886-1895.

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2011年11月10日 (木)

Serum bicarbonate and mortality

CKD Stage3では、血清重炭酸が低い(<23)と死亡率が高くなるという文献です。なお血清重炭酸が高い(>32)とCKD Stage3と4の人での死亡率が高くなるというデータです。Clin J Am Soc Nephrol. 2011;6:2395-402.

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Metabolic syndrome & CKD

メタボリックシンドロームとCKDに関するCJASNのメタアナリーシスの文献です。すべての文献でメタボリックシンドロームとe-GFRが60未満となるリスクが高いことを示すという内容で、生活習慣の改善が第1とされています。しかしそれができなかったから今があるということを考えると「百の説教よりひと粒(数粒?)の薬」かもしれません。Clin J Am Soc Nephrol. 2011;6:2364-73.

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Ulcerative Colitis

NEJMでは珍しい単一疾患のレビュー文献です。潰瘍性大腸炎の病因論、診断、治療、今後の治療的展望に関して論じらていますが、いまいち新鮮味がないようにも思われます。N Engl J Med 2011;365:1713-25.

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2011年10月30日 (日)

COPD & CT

低線量の胸部CT検査が肺癌のスクリーニングだけでなく、COPDの早期発見に役立つとの文献です。当院でもHD患者さんで禁煙できない患者に胸部CT検査を行い禁煙への介入を試みましたが、禁煙できた症例(0/30例)はありませんでした。JAMA. 2011;306:1775-81.

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おすすめの本

  • Silva's Diagnostic Renal Pathology
    Zhou D'Agatiらの腎病理の本です。残念ながらIgG4関連腎疾患はまだ記載されていません。
  • Recent Advances in IgA Nephropathy
    IgA腎症に関する新刊です。香港のKar Nengi Laiという人の編集で移植腎での再発IgA腎症(香港のBo先生)、掘田先生の扁摘パスル療法、順天堂大学の鈴木先生の実験モデルなど27の論文がまとまってあります。
  • Heptinstall's Pathology of the Kidney 6th Ed.
    Heptinstallの腎病理の最新版です(カラー版)。 画像は下記のD'Agatiらの成書の方がきれいだと思います。
  • Non-Neoplastic Kidney Diseases
    D'Agatiらの比較的新しい腎組織の本です。 ARP Press 2005.

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